草津-1

KUSATSU ONSEN

草津温泉

旅を楽しんだ後は、日本で最高の温泉を楽しむことができます

CONTENTS

レイル

天狗山ゲレンデ
ファミリーゲレンデ
おなり山ゲレンデ
青葉山第1ゲレンデ
青葉山第2ゲレンデ
天狗山キッズパーク
しゃくなげコース
かもしかコース
R292コース
夏道コース
夏道チャレンジコース
氷谷スノーシューコース&谷沢川スノーシューコース
フェミリー向けアクティビティ
飲食
温泉でリラックス
天狗山プレイゾーン
天狗山展望リフト
氷谷ハイキングコース
湯畑
湯もみ
雪の回廊/志賀高原草津有料道路
草津温泉でリフレッシュ! 
御座之湯
大滝乃湯
西の河原露天風呂
源泉掛け流し
何世紀も受け継がれる入浴法を堪能しよ
草津温泉をエンジョイ!

草津温泉街から車でたったの5分。このスキーリゾートのパウダースノーと家族向けレジャーの数々は、1935年以来、多くの訪問客を惹きつけてきました。草津温泉街から車でたったの5分。このスキーリゾートのパウダースノーと家族向けレジャーの数々は、1935年以来、多くの訪問客を惹きつけてきました。難易度の高い急斜面から、初心者にぴったりの緩やかなコースまで、全てのレベルの人に対応した様々なスキーゲレンデが用意されています。2018–2019年シーズンには、新たな林間コース、R292が追加されました。このコースは、2キロの長さの道路を冬季通行止めにして利用しています。

このリゾートは常に進化を続けており、現在では、爽やかな林道2種類から選択して、スノーシューもお楽しみいただけます。家族向けには、ファミリーゲレンデとキッズパークで、スキーやそり、滑り台やフワフワ遊具で遊べるので、お子様も大満足。

パウダースノーと癒しの温泉で有名な草津温泉スキー場ですが、ここはウィンターシーズンのみの行楽地ではありません。グリーンシーズンには、このスキー場はアウトドア好きにとってのパラダイスとなります。草津は自然豊かで夏も比較的涼しいため、ハイキングコースや高原の風景をお楽しみいただけます。グラススキー、マウンテンボード、パターゴルフ、テニスなどのレジャーも大人気。春と夏には、斜面が高山の花々で彩られ、秋には、山腹が紅葉で輝きます。ウィンターシーズンのゲレンデやスノーシューコース、そしてグリーンシーズンのハイキングで、清々しい森の空気を胸いっぱいに吸い込みましょう。

冬の一大イベントとなる花火ショー、草津温泉冬花火は、3月の第一土曜日に開催されます(悪天候の場合は延期)。1,000発以上の花火が、冬の空とゲレンデをライトアップします。花火好きの皆さんは、頭上に花火を望みながら、天狗山ゲレンデでナイタースキーをぜひお楽しみください。

草津温泉の温泉地は、標高1,200メートルの高原に位置しており、その西には標高2,000メートルの山々が聳えています。日本三名泉のひとつである草津温泉は、湯もみと呼ばれる入浴文化で有名です。湯もみは、噴出する高温の湯を冷ます独特の方法として確立されました。また、草津温泉は、自然湧出量が日本一であることでも有名で、その量は毎分およそ32,300リットルにも及びます。

何百年もの昔から、この酸性の硫黄泉を求めて、草津まで入浴客が絶え間なく訪れてきました。この温泉水には殺菌効果があり、恋の病以外の全ての病を治すと言われています。さらに、この癒しの水は、将軍の病を癒すため、山野を越えて運ばれました。

地元の民謡ではこう歌われています。「草津よいとこ 一度はおいで」と。

 

トレイル

1935年に開設され、1948年には日本初の営業用リフトがかけられた歴史あるスキー場。2018-2019シーズンより「草津国際スキー場」から「草津温泉スキー場」に名称を変更。名称の変更と共に、天狗山ゲレンデ、御成山ゲレンデ、青葉山ゲレンデを中心とした初・中級者向けのスキー場として生まれ変わった。キッズパークや託児所なども充実しているのでファミリーには嬉しい。1600mのゲレンデトップの青葉山から、天気のいい日に「富士山」を見ることができる。

天狗山ゲレンデ

草津温泉スキー場の正面ど真ん中にあるのは、スキー場のメインコースである天狗山ゲレンデです。天狗山ゲレンデは、このスキー場で初めてできたゲレンデで、1935年に開かれました。天狗山を滑り下りれば、日本のスキーの歴史に触れることができるでしょう。

ここは歴史の古いゲレンデですが、たくさんの楽しい仕掛けが用意されています。麓から見ると平坦に見えるかもしれませんが、上部の天狗の壁は驚くほどの急勾配です。この部分は30度の急斜面に挑戦したい上級者向けですが、天狗山の下部のゲレンデはなだらかで、比較的経験の少ないスキーヤーでもお楽しみいただけます。他のコースとも合流するこのエリアは、中級スキーヤーや初心者にぴったりです。

日中のスキーだけでは飽き足らないスキーヤーには、シーズン中の毎週土曜日とその他不定期に、ナイター券で夜間の天狗山コースをご利用いただけます。

◆レベル:初級、中級、上級

◆滑走距離:450メートル

◆平均斜度:16度 

◆最大斜度: 30度

 

ファミリーゲレンデ

スキー初心者、幼いお子さん、もしくは単に少し怖がっている人向けのゲレンデです。ファミリーゲレンデは、急斜面の高速コースの無い、なだらかで安全なコースです。高速で滑り降りるスキーヤーに行く手を阻まれることもなく、安心して滑走を楽しめます。達成感がある一方、怖気付くには至らないちょうど良い距離なので、子どもたちにスキーの楽しさを教えるのにぴったりのゲレンデです。

天狗山ファミリーペアリフトも初心者向けで、スキーやスノーボードを抱えたまま上まで昇れるため、全ての装備をした状態でリフトから降りるという難易度の高い作業を回避できます。

 

◆レベル:初級

◆滑走距離:450メートル

◆平均斜度:8度 

◆最大斜度: 8度

 

おなり山ゲレンデ

初心者コースからのステップアップにぴったりのおなり山ゲレンデは、初級から中級まで幅広いスキーコースをご用意しております。ところどころ傾斜のある緩やかな斜面は、自信のついた初心者が、安全を保ちつつ徐々に困難に挑むことができる一方で、経験を積んだスキーヤーも楽しく滑ることができます。自信のついた初心者のためのもう1つの中級コース、夏道コースや天狗山ゲレンデの下半分と合わせることで、この長いコースは挑戦する初心者に心地よい達成感を与え、良いトレーニングとなります。ゲレンデでのスリルに加えて、おなり山の頂上からは、草津温泉街のパノラマをお楽しみいただけます。

◆レベル:初級〜中級

◆滑走距離:250メートル

◆平均斜度:8度

◆最大斜度: 18度

 

青葉山第1ゲレンデ

スキーリフトから降りたら、辺りを見渡してみてください。天気が良い日には、富士山が140キロのかなたから、スキーヤーの滑走を見守ってくれます。このゲレンデは、スキー場で2番目に急なゲレンデであり、スキーヤーたちは文字通り「滑走」することになるでしょう。標高1,600メートルからスタートする青葉山第一ゲレンデは、一番高い位置にあるゲレンデです。大きく深呼吸をして、パウダースノーのゲレンデに美しい弧を描いてみませんか?
◆レベル:中級〜上級
◆滑走距離:250メートル
◆平均斜度:21度
◆最大斜度: 28度

青葉山第2ゲレンデ

姉妹ゲレンデの青葉山第一ゲレンデほど急斜面ではありませんが、このゲレンデもスリル満点で、挑戦を求める本格的なスキーヤーにおすすめです。しかし滑りだす前に、しばしの間、目の前の景色を味わってみてください。草津温泉街のパノラマが眼前に広がります。さらには、火山の噴火口から下へと流れる煙からは硫黄の匂いも感じ取れるかもしれません。早く麓まで下って、温かい温泉にゆっくりと浸かりたくなるはずです。
◆レベル:中級〜上級
◆滑走距離:360メートル
◆平均斜度:15度
◆最大斜度: 23度

天狗山キッズパーク

このキッズパークは、家族3世代(もしくはそれ以上)が一緒になってリラックスできる場所で、家族全員でお楽しみいただけます。雪の上を跳ね回る子どもたちと一緒に遊んで、一生の思い出を作りませんか。
子どもに安全なこのエリアでそり滑りやスキー、遊具を楽しめるので、キッズパークは小さなお子さんのいる家族に人気のスポットです。子ども専用のキッズゲレンデでは、子どもたちがスキーのコツを安全に身につけることができるため、パパママの心配も無用。無料のそりを借りて、家族全員で楽しむことも。大切なエネルギーを全力の雪遊びに費やせるように、キッズパークにはスノーエスカレーターが常設されています。子どもや親たちは、そりを自力で上まで運ばなくとも、何度でもそり遊びが楽しめます。
フワフワ遊具などの遊具で、遊びをもっと楽しく。さらに屋根付きの休憩所は温まりながらの小休止にぴったりです。

しゃくなげコース

冬の間は雪に覆われていますが、このコースは春にはシャクナゲが花咲きます。しゃくなげコースは、日本人に愛される春の花、シャクナゲから名付けられました。このシャクナゲの様々な品種は、日本各地で目にすることができます。その色鮮やかな花は高山地帯で咲き乱れ、草津もまた例外ではありません。
カラマツ林が続くしゃくなげコースは、草津温泉スキー場の「家族に大人気のコース」に選ばれました。3,200メートル長の幅広くなだらかなゲレンデは、初心者に易しく、しかし同時に中級以上のスキーヤーも十分楽しめます。この景色のいいコースで、ゲレンデでの1日の最後を締めくくるのもよいでしょう。
◆レベル:初級
◆滑走距離:3,200メートル
◆平均斜度:8度
◆最大斜度: 12度

かもしかコース

一緒にスキーを楽しみたい家族向けのもうひとつのコース、かもしかコースは、ゆるやかなカーブと起伏が面白い、易しいコースです。かもしかコースは、少しだけ挑戦を求める初心者にぴったりで、困難に感じない程度の適度な試練を与えます。
その名の由来となった、カモシカの姿を垣間見る機会があることも、このコースの楽しみのひとつです。英語ではJapanese serow、またはGoat antelopeと呼ばれるニホンカモシカは、日本にのみ生息しており天然記念物に指定されています。この不思議な見た目をした生き物は、コースの周りの林に生息しています。この生き物の姿を一目見ようと、子どもたちは、かもしかコースを滑りたいと何度もせがむことでしょう。
◆レベル:初級
◆滑走距離:1,600メートル
◆平均斜度:6度
◆最大斜度: 8度

R292コース

2018–2019年シーズン、草津温泉スキー場のラインナップに新たに加わったR292コースは、実は春から秋にかけては国道292号線の一部となります。雪量の多さから冬季車両通行止となるこの道路は、全てのスキルレベルのスキーヤーやスノーボーダーのためのゲレンデとなります。

この珍しいゲレンデは、ゆるやかで幅広く、初心者でも、山を下っていくに従いスピードに乗って滑走できます。さらに自信のあるスキーヤーは、青葉山第一ゲレンデからスタートしてR292コースに合流し、その後おなり山ゲレンデを経由して天狗山ゲレンデを滑走することで、コースを4,300メートルまで拡張することができます。

◆レベル:初級

◆滑走距離:2,000メートル

◆平均斜度:5度

◆最大斜度: 8度

夏道コース

このコースの名前「夏道」は、スキーゲレンデの名前としては奇妙に映るかもしれません。大量輸送手段の無い時代、この夏道は草津と白根山、さらにその先を繋ぐ重要な輸送ルートでした。冬季は通行ができなかったため、この道は雪のない期間しか使用できず、そこから夏道と名付けられました。しかし今日では、この山腹はアウトドアを楽しむ目的でのみ使われています。

天狗山リフトの頂上から続く夏道コースは、山腹を蛇行しながら先程乗ったリフトの下を通り抜け、天狗山メインゲレンデに合流します。上級レベルの天狗の壁の真下に合流するこのコースは、初心者や中級者に適しており、簡単なファミリーゲレンデから卒業したいスキーヤー向けの良いステップアップとなるでしょう。

◆レベル:中級

◆滑走距離:600メートル

◆平均斜度:10度

◆最大斜度: 15度

 

夏道チャレンジコース

天狗山ゲレンデに向かう夏道コースの最後のカーブを曲がらずに真っ直ぐ下に向かうと、自信のある中級者や上級者向けの夏道チャレンジコースの急斜面が始まります。このコースは、臆病者はお断りのスリリングなコースです。

急斜面を、風を切って滑り下りれば、その昔、夏道コースが小道だった頃、どうして冬季は通行不可能だったのか理解できるはずです。このような見事な傾斜の夏道コースなら、元はスキージャンプ台があったと聞いても驚きではないでしょう。

◆レベル:中級〜上級

◆滑走距離:300メートル

◆平均斜度:20度

◆最大斜度: 23度

 

氷谷スノーシューコース&谷沢川スノーシューコース

スノーシューを履いて、林の中へとウィンターハイキングに出かけましょう。このコースは、カラマツやミズナラ、リョウブやダケカンバ、ナナカマドに囲まれた緩やかな登り坂からスタートします。コースのスタート地点付近では、ウツギのドライフラワーの茂みが雪の下から顔を覗かせています。そしてゴール付近には、紅葉したカメの木の色鮮やかな赤い実が。ぜひ目を凝らしてご覧ください。

スノーシューは普通のハイキングよりエネルギーを消費することをご存知ですか? 道幅が広い場所では、雪の中に思い切り寝転がって休憩することもできます。どうせなら雪のテーブルと椅子を作ってくつろいでみるのはどうでしょうか? 折り返し地点に近づくにつれて、突然元気を取り戻しても驚きではないでしょう。氷谷コースは、氷谷の氷室に続きます。この場所は、巡礼に訪れた人に活力を与える霊場だと言われています。

帰り道に異なるコースを通ってみたくなるかもしれませんが、同じ氷谷コースを必ずご利用ください。スキーゲレンデを横断するのは危険です。

◆全長:2キロメートル(往復)

◆所要時間:約1時間30分〜2時間


氷谷コースとはスキー場を挟んで反対側にあるのが、谷沢川スノーシューコースです。このコースは、谷沢川沿いの林を散策します。林の中を進んでいくと、雪の上にジグザグについたウサギの足跡や、コゲラやアカゲラが古い幹の快適そうなウロから頭を覗かせている姿が見られるかもしれません。ぜひ見逃さないように。

川が湾曲する部分の近くにある、コナラの大木をぜひご覧ください。木の幹に見られる爪痕らしき傷は、この森に他にも住人がいることを示しています。そう、人々がいない時間は、熊たちが歩き回っているのです。しかし心配はいりません。熊たちは冬場、外には出てきません。

木の上にある葉の塊を探してみてください。それはヤドリギです。宿主であるミズナラの枝々の間で、宿主から栄養をもらいながら育つ植物です。さらに、コースに沿って生える背の高いハンノキやミズナラの真下では天然の氷の結晶が花を添え、コースの脇では雪の下からウツギのドライフラワーが顔を覗かせます。

◆全長:3キロメートル(往復)

◆所要時間:約2時間


フェミリー向けアクティビティ

ゲレンデをスキーやスノーボードで滑ることだけが冬の楽しみではありません。草津温泉スキー場には、雪遊びや景観を楽しむための様々な方法が用意されています。幅広いウィンタースポーツやレジャーを揃えており、全ての年代の様々なレベルの訪問客は皆、笑顔でスキー場を後にするに違いありません。草津温泉スキー場では、スキーやスノーボードに加え、スノーシューや、小さなお子さん向けのそりや野外キッズパークを用意しています。屋内には、休憩が必要な家族のためのプレイルームの他、親たちが子どもを預けてゲレンデを楽しむことができる、専属保育士付きの託児所があります。

飲食

新鮮な山の空気ほど食欲を刺激するものはありません。そして、草津温泉スキー場では、舌の肥えたスキーヤーたちも満足するメニューを取り揃えています。天狗山メインゲレンデの麓には、天狗山メインレストラン、天狗cafe、天狗山ロッヂがあります。お腹をすかせたスキーヤーたちは、ラーメンやカツ丼、ピザ、ビーフシチュー、ロコモコなど、様々な日本食や洋食からお好きなものをチョイスできます。子ども向けに、飲み物とデザートのついたスペシャルお子様ランチも用意されています。地元の名物である舞茸もぜひお試しください!

ゲレンデで小腹が空いたスキーヤーは、天狗山展望カフェ(コーヒーと軽食)、おなりロッヂ(温かい飲み物と軽食)、青葉山レストラン(自家製中華料理)に行き、山の上でほっと一息つくことも。

温泉でリラックス

ゲレンデで1日を過ごした後は、地元の温泉にゆっくり浸かって疲れた筋肉をほぐしましょう。草津温泉は、日本三名泉のひとつであり、多くの公衆浴場や野外露天風呂を有しています。その多くがタトゥーのある海外訪問客にも対応しています。恥ずかしがる必要はありません。疲れ切った体と筋肉を温泉で癒しましょう。そして、癒しの湯から上がる頃には、ゲレンデに挑戦する元気が戻っていることでしょう。

天狗山プレイゾーン

冬季のみの行楽地からは程遠い草津温泉スキー場は、あらゆる訪問客のためにグリーンシーズンのレジャーも多数用意しています。そしてペットも大歓迎。この地域の緑豊かな山の景色と涼しく澄んだ空気は、都会の熱気や多湿から逃れるためには絶好の避暑地となります。

3才以上の訪問客であれば、スキー場にあるスカイトランポリンでスリルを満喫できます。1回のジャンプで空へ向かって飛び上がって宙返り。スピードを体感したい? それなら、マウンテンカートやマウンテンボードを借りて、ゲレンデを思い切り滑り降りましょう。

スピードはゆっくりでも最高の楽しさを求める時は、キックボードやナインボットで夏のゲレンデを走り回りましょう。雪のゲレンデが恋しい人は、グラススキーで真夏のゲレンデを滑走することも可能です。

ゆっくりレジャーを楽しみたい人には、パターゴルフやマレットゴルフなども用意されています。虫好きなら、虫取り網と虫かごを借りて、草津に棲息する昆虫を採集して1日を過ごすことも。さらにシッポのある家族もドッグランでハッピーに。

近くにテニスコートもあり、ミニチュアアスレチックやフリースペースで遊ぶためのサッカーボールやフリスビー、バドミントンセット、グローブセットも貸出可能。

◆グリーンシーズン:4月下旬〜11月上旬の9:00〜17:00まで(最終受付 16:00)

天狗山展望リフト

本格的なハイカーでも観光客でも、誰もが天狗山展望リフトに乗って山腹を昇っていくだけで、草津温泉エリアの素晴らしい景色や遠くの美しい山々を楽しむことができます。秋、木々に覆われた山の斜面が燃える赤に染まる様子は、格別にフォトジェニックです。

グリーンシーズンに展望リフトで山を昇る際は、足下の天狗山ゲレンデをぜひ見下ろしてみてください。緑豊かなゲレンデから、深い雪に埋もれて点在するスキーヤー達が弧を描き滑る光景が思い浮かぶでしょう。

展望リフトから降りたら、山腹を散策してみましょう。春5月から6月にかけて、桃色のイワナシやアザレア、ツツジが花を咲かせます。帰りの展望リフトに乗る前に、天狗山展望カフェに立ち寄り、コーヒーや軽食と一緒に、草津温泉と群馬の山々の景色を楽しむのはいかがでしょうか。

◆天狗山展望リフト:5月〜11月(運休日と運行状況を事前にご確認ください);9:00〜16:00まで

氷谷ハイキングコース

山々のハイキングで、心身ともにリフレッシュ。木々に囲まれた草津のハイキングコースは来る人を癒してくれるでしょう。3つのメインコースは、3〜6キロメートル(往復)と距離が異なり、軽いハイキングから本格的なものまで幅広い選択肢を提供します。山の麓では、登山用ストックやその他の装備の貸し出しも行なっています。

コース沿いでは、色鮮やかなツツジやアザレア、イワカガミ、アザミ、エリカ、ガマズミ、綿帽子をもつワタスゲなど、季節の花々がご覧いただけます。林は木々や苔が生い茂り、その動植物相には自然愛好家や写真家も大満足間違いなし。

最も短い氷谷ハイキングコースは、草津温泉スキー場の麓からスタートします。このコースは天狗山レストハウス付近から始まり、リョウブやミズナラ、カラマツ、ダケカンバ、ナナカマド、ガマズミなどの落ち葉に覆われた道を曲がりくねって進みながら、山腹を登っていきます。コースに沿って、薄暗がりや岩の洞窟のあちこちで、ヒカリゴケがぼんやりと光を放っています。

氷谷ハイキングコースを進むと、訪れる人に癒しのエネルギーを与える霊場だと伝えられる、洞窟にたどり着きます。この洞窟は、氷室と呼ばれます。その名の通り、氷室の中では氷が7月まで残っており、夏の暑い日でも涼しく爽やかに過ごせます。氷室一帯では、信者では無くとも、日本古来の信仰文化の雰囲気を肌で感じることでしょう。

氷谷ハイキングコースの緩やかな道程は、全てのレベルのハイカーに適しています。ただし、適切な靴、そして変化の多い山の天気に対応したしっかりとした装備をお勧めします。

 

湯畑

温泉の源泉を地表や木製の樋に掛け流し、温泉の成分である湯の花の採取や湯温を調節する施設。温泉街の中心に位置する湯畑は、草津温泉のシンボル。毎分4000リットルの温泉が湧き出ていて、いつも湯けむりを舞い上げています。湯畑の周りは瓦を敷きつめた歩道、石柵、白根山をかたどった「白根山ベンチ」など湯上がりの散策が楽しめる公園です。

湯もみ

草津温泉には、江戸時代から伝わる独特な入浴法「時間湯」があります。源泉は51度から熱いところでは94度もあり、しかも刺激の強い酸性泉。この高温を生かし、温泉療法として利用したものが時間湯です。しかしそのままでは熱くて入浴することができないので、水を使わず自然に温度を下げる方法として、「湯もみ」が考え出されました。現在では、観光のアトラクションとして、草津の地元民謡とともに行われる「湯もみ」の実演を見ることができます。

 

雪の回廊/志賀高原草津有料道路

4月下旬の草津志賀高原ルートの開通時期の醍醐味は、雪の回廊の景観。両側を高い雪の壁に挟まれた中を行くドライブは、標高の高い地点を通る山岳道路ならでは。これを見るために、毎年、多くの観光客が訪れます。長野県境の渋峠から草津温泉方面の群馬県側へ5~10分程度進んだ雪の回廊は見応えがあります。積雪の多い所では約8mにもなります。

草津温泉でリフレッシュ! 

アウトドアで1日を楽しんだら、草津の天然温泉でリラックスしましょう。

入浴は古来より日本文化で大きな部分を占めています。草津温泉の名湯の数々は、日本文化の本質へと足(そして体まで!)を踏み入れる素晴らしい機会となります。 私たちだけがそう言っている訳ではありません— 日本の旅行会社も、15年間連続して草津温泉を日本一の温泉として選出しています。

湯畑から直接引かれた豊富な湯は、pHが1.7〜2.1ある酸性の硫酸アルミニウムや塩化アルミニウムを含んだ天然硫黄泉で、温度は摂氏51〜94度もあります。温泉の中に沈めた鉄くぎは、たった9日間で錆だらけになり最後はなくなってしまうでしょう。しかし心配は無用です。何世紀も続く湯もみ法により湯を冷ますことで、誰もが安心して温泉を楽しめます。そして今では、この一連の作法は草津の名物となり、民謡に合わせた実演が定期的に行われています。

ミネラル分が豊富な草津の湯は、代謝を活性化する美肌の湯としても知られるようになりました。この温泉は、筋肉痛や打ち身や捻挫、疲労回復など、様々な症状に効果があると言われています。恋の病以外は全て癒すと伝えられるこの湯には、今まで多くの人々が浸かってきました。その中には、江戸幕府(1603–1867年)の代々の将軍もいます。将軍たちは温泉を詰めた樽を江戸城まで運ぶよう命じました。

草津温泉の3つの名湯について、詳しくご紹介します。

御座之湯

草津温泉の中心部、湯畑を見渡す場所にある御座之湯は、天然温泉をゆったりと楽しみたい入浴客たちに1000年以上に渡って愛されてきました。

本館は、杉板のとんとん葺きの屋根と漆喰の壁といった明治初期(1868–1912)の特徴を持ち、日本の伝統的な建築法を用いて、2013年4月に再建されました。当時この地域では、厳しい冬を越すために街全体が暖かい温泉を求めて移動する、冬住みを行なっていました。伝統的な技法と調和した天然素材で造られた御座之湯へ訪れると、まるでタイムスリップをした気分になることでしょう。

御座之湯には、石之湯と木之湯があり、これらは酸性硫黄泉の湯畑源泉と酸性硫酸塩泉の万代源泉の2箇所から常に温泉が供給されています。後者の万代源泉は、神経痛や関節痛、火傷などの症状に効果があると言われています。2つの湯は日毎に男女で入れ替わるため、訪問客は両方のタイプの温泉を試すことができます。

建物内部には、入浴客が入浴後にゆったり休める、和風の広間が2部屋あります。100平方メートル以上ある大広間からは湯畑を眺めることができ、御座之湯の入浴客なら誰でも無料で利用できます。中広間は、家族や友人とプライベートでゆっくり温泉を楽しみたい人々向けに、1時間2,000円で貸し出しています。

御座之湯独自の「浴衣de散歩」コースを見逃してはいけません。男性も女性も粋な浴衣を着て、本格的な温泉の旅に出かけましょう。この3時間の体験には、浴衣と下駄、竹かご一式の貸し出しと、その場での着付けサービスが含まれ、完璧な装いでお出かけいただけます。写真撮影と草津エリアのおすすめ散歩コースガイドも付いており、草津の旅を最大限楽しめます。

この「浴衣de散歩」は通年ご利用いただけます。この機会に、日本の伝統衣装を身にまといつつ、昔ながらの方法で草津温泉街と御座之湯の雰囲気を味わいませんか。コース料金は2,500円(御座之湯入湯料を含む)。

 

◆御座之湯

営業時間:7:00–21:00(最終入館は20:30まで) * 季節により変更あり

価格:大人 600円、小人 300円(3-12才)

お問い合わせ:〒377-1711  群馬県吾妻郡草津町大字草津421

電話:0279-88-9000

http://www.gozanoyu.com

大滝乃湯

「美人の湯」として知られる大滝乃湯は、草津の湯畑からわずか数分の所にあります。

酸性硫黄泉の煮川源泉から温泉を引いている大滝乃湯は、100%天然温泉掛け流しで、老若男女を問わず長年愛され続けてきました。徐々に熱い浴槽へと巡っていく合わせ湯は、古来より人気を博し、これこそ美肌の秘訣かもしれません。

この温泉水は、お肌の悩みや疾患、美肌に効果があると言われており、大滝乃湯の美容効果で自分にご褒美をあげるのはいかがでしょうか。毎月第2・4土曜日に「白濁の湯」の日を設けており、配管内の温泉沈殿成分を清掃後、豊富なミネラルを高濃度で含む温泉をお楽しみいただけます。

大滝乃湯では、男女ともに様々な種類の浴槽を用意しており、特に有名な合わせ湯では、湯温が比較的低い摂氏38度から熱々の46度まで様々な浴槽を備えています。この湯温は、水で薄めるのではなく自然冷却で適温にしており、入浴客は徐々に高温の酸性泉に慣れることができます。合わせ湯の入浴法は、日本でも非常に珍しい入浴法で、何世紀も前から日本人旅行者を惹きつけてきました。ぜひご自身で体験してみてください。

合わせ湯の他にも、男女別の大浴場や露天風呂、滝を模した打たせ湯などがあります。

大滝乃湯では、一緒に入浴したい家族やカップル向けに、1時間2,000円で貸切風呂「しゃくなげ」もご用意できます。この貸切風呂はバリアフリーでどなたでもご利用いただけます。

大滝乃湯での楽しみは温泉だけではありません。訪問客は、ソフトクリームを片手にラウンジカフェで寛いだり、お食事処 湯の華でくま笹うどんを試したり、お土産コーナーで理想のお土産を見つけたりと、リゾート体験を満喫できます。

その他、施設にはサウナやマッサージルームのほか、家族で気兼ねなく寛げる有料休憩室も併設されており、1時間1000〜2000円でご利用いただけます。

様々な温泉、料理、リラックス方法を提供する大滝乃湯は、日本での贅沢な温泉体験、そして草津の旅のハイライトとなること間違いありません。

 

◆大滝乃湯

営業時間:9:00-21:00(最終入館は20:00まで)

価格:大人 900円、小人 400円(3–12才);タオルセットは250円で利用可。

お問い合わせ:〒377-1711  群馬県吾妻郡草津町大字草津596-13

電話:0279-88-2600

http://www.ohtakinoyu.com

西の河原露天風呂

草津温泉街の中心にある湯畑から歩いて12分のところに、露天風呂を十二分に楽しめる、西の河原露天風呂はあります。

男女別の大露天風呂は、計500平方メートルあり、一度に100人まで快適に入浴できます。そのため、大人数グループでの入浴におすすめです。万代源泉から引かれた温泉は、酸性硫酸塩泉で、慢性消化器疾患や病み上がりの方におすすめです。広大な温泉には、温泉が流れ出る小さな滝もあります。

西の河原露天風呂は年中いつでも利用可能で、四季折々の風景とともに入浴を楽しむことができます。晴れた夜には星を愛で、秋には色づく木々を眺めて、思い出に鮮やかな景色を焼き付けましょう。冬の日に、雪がちらつくなか入る暖かい温泉は格別です。

西の河原露天風呂は、草津温泉街の中心から歩いてすぐの場所にありますが、草津エリアの自然豊かな場所に位置します。訪問客は石畳の散歩道を歩いて、穴守稲荷神社や鬼の茶釜碑、縁結び地蔵(子どもや旅人へ加護を与える仏像の一種)、草津ビジターセンターなどの様々な人気観光名所を散策することができます。この歩きやすい散歩道は、周辺の自然と親しむための良いきっかけとなるでしょう。露天風呂の癒しの湯に浸かるだけではなく、草津の歴史文化も味わうことができます。

散歩の際、ドイツの医学者エルヴィン・ベルツ博士とユリウス・スクリバ博士の胸像をぜひともご覧ください。彼らは草津温泉の英雄で、温泉の治療効果を日本や海外に紹介しました。

西の河原露天風呂では、毎週金曜夜に混浴も行なっており、その時は家族やカップルが揃ってご入浴いただけます。混浴の日の夜には、訪問客は湯あみ着やタオルで体を覆うことができ、温泉体験をみんなで一緒に存分にお楽しみいただけます。

 

◆西の河原露天風呂

営業時間:4月1日〜11月30日 7:00-20:00(最終入館は19:30まで)、12月1日〜3月31日 9:00-20:00(最終入館は19:30まで)

価格:大人 600円、小人 300円(3-12才)

お問い合わせ:〒377-1711  群馬県吾妻郡草津町大字草津521-3

電話:0278-88-6167

http://www.sainokawara.com

源泉掛け流し

白根山の火口から流れ出たミルキーブルーの温泉は草津温泉の湯畑に吹き出ます。その時立ち上る湯けむりで、街はぼんやりと霞んでいます。この煮えたぎった温泉は、板でお湯をかき混ぜるという何世紀も前から続く作法、湯もみによって慣らされます。そして入浴客が温泉に入って効能を満喫するのに十分なまでに冷やされます。

草津は日本三名泉のひとつに数えられており、贅沢な数々の温泉施設を誇ります。

自然を満喫しながらの贅沢な温泉体験には、木々に囲まれた500平方メートルの野外露天風呂、西の河原露天風呂をお試しください。冬の雪のかぶった山々から、春の桜、夏の深緑、秋の色鮮やかな紅葉まで、四季折々の様々な風景をお楽しみいただけます。

何世紀も昔の草津を味わいたいのなら、江戸時代・明治時代の建築様式を見事に融合して再建した、御座之湯がおすすめです。この広大な施設は、優雅な日本建築を誇り、湯気が立ち上る湯畑の風景を眼下に見ることができます。

大滝乃湯では、入浴客は伝統的な合わせ湯の入浴文化を体験できます。合わせ湯では、徐々に熱くなる浴槽に順に浸かっていきます。最近改築された浴場には、天井までの木柱がそびえ立っています。温泉の湯けむりが周りに立ち上ると、霧の中に木が立っているようで、まるで野外にいる気分になれます。

温泉の効能にも、言い伝えがあります。草津温泉は、恋の病以外の全ての病を治すと言われています。草津の温泉は、その量の多いことでも有名で、自然湧出量は日本一を誇ります。毎分32,000リットル以上湧き出るため、薄めたり再加熱をする必要はありません。この温泉は酸性度が高いため、バクテリアやカビが生息できず、草津温泉が何世紀にもわたり癒しの湯と親しまれる所以の殺菌効果をもたらします。

何世紀も受け継がれる入浴法を堪能

日本三名泉のひとつである草津温泉は、活気溢れる伝統的な温泉街として有名で、温泉にまつわる日本の伝統文化を体験することができます。

温泉の合間には、街のメインストリートを散策し、地元特産品やガラス工芸品などの店を見て回ってレトロな雰囲気を満喫しましょう。たくさんあるお洒落な菓子店のひとつに立ち寄り、温泉水で蒸しあげた美味しい和菓子をぜひお試しください。ほかほかの甘い饅頭を味わいながら街中の小道を散策し、湯けむりの立ち上るなかライトアップで魅力を増した歴史的建築に足を運んでみてください。

滞在をさらに本格的なものにするには、御座之湯で浴衣を借りて、浴衣のまま散策に出かけましょう。着付けサービスが利用できるので、自分で準備する必要はありません! 湯けむりに包まれて湯畑を巡りながら、古い松の木の浴槽から湧き出るミルキーブルーの温泉を眺めましょう。無料の足湯では、景色を楽しみながら一休みできます。

 

草津温泉をエンジョイ!

草津温泉であなたを待つさらに様々なレクリエーションは、ウェブサイトからご覧いただけます。ウェブサイトでは、オススメの飲食店やホテルなど、日本古来から続くリゾート地での滞在を理想的なものにするためのヒントが散りばめられています。滞在をより良いものにするための周辺観光情報や、大切な人へのプレゼントにもオススメの人気のお土産情報も掲載されています。日本の入浴文化について詳しく知りたい場合、ウェブサイトでは入浴方法が順を追って説明されており、さらに、あなたを温泉のプロに変える豊富な情報が掲載されています。

入浴を安全にお楽しみいただくために、下記にご注意ください。温泉には癒し効果がありますが、入浴中、体は思っている以上に汗をかきます。入浴の合間に水分補給を行い、脱水症状にならないよう気をつけてください。草津の天然ミネラルウォーターを飲んだらさらに健康になれるかもしれません。また、草津温泉は酸性度が強く、銀製品には錆が発生します。入浴前には必ず全ての貴金属類を外してください。

最後に、海外からのお客様へ。草津温泉の旅館や入浴施設の多くは、犯罪組織と関係のないタトゥーの入ったお客様を歓迎しています。安心してご入浴ください。世界レベルの温泉リゾート、草津温泉には年間300万人の旅行者が訪れており、ここでは、タトゥーの入った旅行者も安心して癒しの湯を満喫することができます。

草津温泉にぜひお越しください。一度お越しいただければ、必ず何度でも訪ねたくなるはずです!

 

株式会社草洋観光公社

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