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蔵王

世界的に有名な樹氷など最高の雪の景色を楽しむことができます

CONTENTS

蔵王温泉スノーリゾート

トレイル

樹氷と凍った森

蔵王温泉の概要

上湯共同浴場

下湯共同浴場

川原湯共同浴場

トレッキング・コース

蔵王三大神

童の里

庄屋の蔵

行在所

蔵王こけし人形

宿泊施設

山形の日本酒とワイン

玉こんにゃく

ジンギスカン

山形そば

山形酒のミュージア

蔵王温泉の最大の魅力は、斜面上部に造られた世界でも有​​数の樹氷です。山麓に位置する蔵王温泉郷は、もともと温泉として長い歴史を持つ伝統的な温泉郷です。蔵王温泉は日本で最も有名な硫黄温泉のひとつで、5つの産地と47の産地があり、山形県で最大の規模です。 「強酸性硫黄温泉」は美しい肌の温泉としても知られています。この地域を歩き回ると、硫黄の香りが温泉街の雰囲気に影響を与えます。和風旅館・旅館のような日本の伝統的な宿泊施設や、大浴場や露天風呂もあります。

ジンギスカン、多摩こんにゃく、やまがたそばなど、蔵王独特の料理を楽しむことができます。酒やワインもこの地域で有名です。蔵王の最大の魅力は、旅行と最高の温泉を組み合わせて満足できることです。

蔵王は温泉とスノーリゾートだけではありません。蔵王は、1900年の歴史を有する史跡でもあります。たとえば町の中心部近くには、長くて狭い階段の頂上に神社が集合しています。石造りの灯籠が階段の両側に並んでおり、階段を登るのに疲れた人や年配の人を力づけるような言葉が書かれています。

街にはたくさんの小さな石碑が見られます。これらの石碑の一つは湯女石、または湯女ストーンとして知られています。湯女石は、愛人と一緒に死んだ男の物語を伝えていると言われています。男の愛人は風呂の係員の湯女(当時、風呂の係員は本質的に売春婦)でした。男の妻はふたりの死に取り乱しましたが、弔うために湯女の石碑を建てたそうです。

ごく最近、蔵王の観光局は、蔵王温泉を詠った日本の伝統的な和歌を彫った石柱を建てました。これらの石柱は、古い石造りの記念碑とともに、街中で見られるようになりました。記念碑の中には、碑文が風化するほど長く立っているものもあります。

蔵王温泉スノーリゾート

蔵王は千年以上の長きにわたって人々に人気を得ていました。1951年にはスキーリゾートとしてもオープン。スキー場は美しい粉雪のゲレンデと、どんなレベルのスキーヤーにも適合できるコースを有する国際的なレベルということもあり、すぐに人気が出ました。蔵王スキーリゾートには、25以上の異なるコース、40機のケーブルカーやロープウエイ、スキーリフトが設備されています。

蔵王温泉の最大の魅力は、ゲレンデ上部にできる世界的に有名な氷のモンスター。スキー場のふもとの蔵王温泉村は、スキーリゾート作るためにできた街ではなく、元々は伝統的な温泉村としての長い歴史をもつ街。

蔵王温泉は、日本で最も有名な硫黄の温泉のひとつ。5つの源泉群と47の源泉があり、規模も山形県最大。「強酸性硫黄泉」は美肌の湯としても知られ、周囲を歩くと立ちこめる硫黄のにおいは、温泉街の雰囲気を高めている。街には、旅館など日本の伝統的な宿泊施設が多くあり、公共浴場や露天風呂も存在している。

食事に関しては、モンゴルバーベキュー(ジンギスカン)や玉こんにゃく、そばなど、この地域に伝わる特有の料理を味わうことができる。また、日本酒やワインも有名。ウインタースポーツと温泉という最高の組合せを、存分に堪能できるのが蔵王の最大の魅力。

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トレイル

蔵王温泉は、日本で最も有名なスキーリゾートのひとつ。標高差は881m。14のゲレンデと26のコースは、エキスパートだけでなく、中級者から初心者まで満足できる。とくに、林間コースは誰もが気持ちよくすべることができます。おすすめなのが、蔵王ロープウェイ山麓線から蔵王ロープウェイ山頂線に乗り、山頂に広がる樹氷の間を滑りながら名物の樹氷を見ることができる樹氷原コースは人気のコース。

樹氷原コース

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樹氷原コースは赤、または中級コース。 ザンゲ坂コースとしても知られる樹氷原コースは最も長いコースである。 地蔵山頂駅から約10キロメートルの長さのこのコースは、まず2キロメートルのスノーモンスターエリアを通り抜け、その後、蔵王温泉村まで続く。コースの中央上部から、有名なオーストリアのスキーヤー:トニー・ザイラー(1935年‐2009年)の名前が付けられたより急勾配の赤いコースのザイラーコースに移ることができます。樹氷原コースからさらに山を下ると、ユートピアゲレンデの斜面と100万人ゲレンデの斜面を通って、山の麓近くの横倉の斜面へまで行くことができます。 最初は勾配が少しきつくなりますが、初心者でもゆっくり滑れば問題ありません。

 

e大平コース

パラダイス・菖蒲沼ゲレンデと上の台・サンライズゲレンデを結ぶ全長約5kmのロ

グコースで、コース幅30m前後の緩やかな斜面が多いが、途中急な斜面もあり変化にとんだポピュラーなコースとして利用できます。
初心者でも十分に景色とダウンヒルを楽しみながら上の台ゲレンデ・蔵王温泉街まで到達することができます。

高取コース

蔵王スカイケーブル中央高原駅前から上の台ゲレンデを結ぶ変化に富んだ約3kmのコース。
中央・ダイヤモンドバレーゲレンデから上の台ゲレンデ・蔵王温泉街への下山連絡コースともなっています。
スタートから中間までは緩斜面が続き、下部の上の台ゲレンデへ降りる付近は23°前後と傾斜が強くなっているが、コース幅が広く整備された斜面となっており、初心者でも難なく滑り降りることができます。

ハーネンカム・コース

FIS、SAJの回転・大回転公認コースに指定されており、これまでにも多くの公認アルペンスキー大会が開催されてきたコースです。(約1km)
コース上部は36°のカベで、蔵王屈指の難コースとも言われておりますが、通常は一般開放されていることから、チャレンジャーも多く利用されています(迂回コースもあるのでOK)。
また、晴れた日には最上部からの朝日・飯豊連峰の眺望は正に圧巻であり、天気を見て眺望を楽しむだけでも価値があります。

連絡コース

ユートピアゲレンデ上部・樹氷原コースから菖蒲沼ゲレンデまでのコースで、菖蒲沼リフトを利用してパラダイスゲレンデ・大平コース(上の台ゲレンデ方面)へ、更に片貝コースを利用して中央ゲレンデ方面へと連絡しています。
コース幅は比較的狭いが、林間のため雪質も良く、一定の緩傾斜が続くことから滑りごたえもあり、ファミリーにも人気のコースです。(約1km)

上の台ゲレンデ

温泉街のすぐ上部に位置しており、蔵王温泉スキー場発祥の地となったところで、蔵王に来た人は誰でもが一度は訪れるゲレンデとして知られています。
ゲレンデも広く、緩やかな斜面となっていることからスキーのレッスンやファミリー層に適し、ナイターゲレンデとしても利用されており昼夜を問わず賑わっています。
また、ゲレンデ山麓にはベースセンター「ジュピア」があり、館内ではインフォメーション、食事等の休憩、待ち合わせの場所に適し、温泉街への移動も近い。

竜山ゲレンデ

竜山ゲレンデの台ゲレンデ脇の北側に位置し、正面コースは広く20°から23°程の傾斜となっています。
このコースは、インタースキーのメイン会場として利用されたバーンで、くせのないゲレンデとして初・中・上級を問わず人気を呼んでいます。ゲレンデ上部からは広大な蔵王の各ゲレンデが眺望でき景観にも優れています。

サンライズ・ゲレンデ

上の台ゲレンデの右隣に位置し、初・中級者向きと中・上級者向けの2コースに分かれています。上の台ゲレンデ寄りのコースは幅の広い均一な斜面で思い思いの滑走が楽しめます。また、右側のコースは上部が急斜面でポール練習などにも適しています。
また、ゲレンデ脇の「かもしか大橋」を渡れば、中森ゲレンデ・中央ロープウェイ温泉駅に連絡しております。

中央ゲレンデ

標高1,387mの鳥兜山の裏側、ドッコ沼の上部に位置し、ショートコースですがブナ林に囲まれバラエティーに富んだ7つのコースがあり1日中滑っても飽きません。
北向き斜面のためシーズンを通して雪質コンディションは良好。ブナ林の霧氷は圧巻です。
例年のオープンは蔵王温泉スキー場のゲレンデで最も早く、5月の連休まで滑走が可能です。
ゲレンデの上部からは、パラダイス・菖蒲沼ゲレンデ・大平コース・ハーネンカムコース・高鳥コースへ、下部はドッコ沼を経てダイヤモンドバレーゲレンデへ連絡しており、正に蔵王の「中央」のゲレンデです。

ダイヤモンド・バレー

蔵王スカイケーブル中央高原駅前、ドッコ沼の下部に位置し、ブナ林に囲まれ風の影響も少なく静かで雪質も良好です。
A・B・Cの3つのコースがありバラエティに富み、初・中級者のレッスンに最適です。
また、蔵王温泉街には蔵王スカイケーブル中央高原駅から高鳥コースを一気にダイブすれば気分も最高です。

 

パラダイス・ゲレンデ

ザンゲ坂コースの終点から始まるゲレンデで、蔵王温泉スキー場では標高の高い位置にあり、シーズンを通して良好な雪質を誇り、例年5月の連休まで滑走が可能です。樹氷や霧氷に包まれたゲレンデは正にパラダイスです。
蔵王温泉スキー場の3難所の一つ『涸沢のカベ』があり、最大斜度25°の斜面はあなどれません。
初・中級者及びファミリー向けには、フラットな迂回コースがあるので大丈夫です。
また、リフト乗り場近くには、無料休憩所があります。(16席)

菖蒲沼ゲレンデ

パラダイスゲレンデ手前に隣接し、上の台ゲレンデまで約4kmの大平コースのスタート地点に位置している平均斜度10度のバーンは、初・中級者のレッスンに最適です。樹氷原コースからの連絡コースに接続するゲレンデとしても親しまれています。

コタン・ゲレンデ

パラダイスゲレンデの左隣にある初・中級者のレベルアップ向けゲレンデです。
晴れた日にはアルプスを思わせる三宝荒神山の雄大な眺めと、ゲレンデ越しに遠く朝日連峰の山並みの眺望が心身をいやしてくれます。

中森ゲレンデ

蔵王中央ロープウェイの架線下に位置し、温泉街からも近く待ち合わせやちょっとした足慣らしから仕上げの滑走にも最適です。中央ロープウェイ鳥兜山頂駅からは、中央ゲレンデ・大平コース・サンライズゲレンデを通り中森ゲレンデに至る約4kmのダウンヒルが楽しめます。あなたは何回挑戦できますか?
また、中森トリプルリフト終点から「かもしか大橋」を通ればサンライズ・上の台ゲレンデへ連絡できます。

横倉ゲレンデ

蔵王ロープウェイ山麓線より広がる広大なゲレンデです。上部には蔵王温泉スキー場一の難所として有名な最大斜度38度の『横倉のカベ』があり、300mの間斜度30度以上の急斜面が続き途中で転ぶと下まで止まりません。(初・中級者は迂回してください。)
地蔵山頂方面、ザンゲ坂・樹氷原コース、ユートピア・黒姫ゲレンデ等へのベースゲレンデとして、また、スキーレッスンやファミリースキーにも最適で、ナイターゲレンデとしても親しまれております。

百万人ゲレンデ

樹氷原コースの中間、ユートピアゲレンデの下部に位置し、横幅最大200m・最小100mの広い1枚バーンのゲレンデです。ゲレンデからの眺望もよく、上部・下部のゲレンデ・コースへの連絡ポイントにもなっており、ファミリーやグループで賑わいます。スキーレッスンでは総合滑走に最適です。
リフト終点からは、地蔵山頂方面フニテル乗り場、ユートピアゲレンデ、黒姫ゲレンデへ、下部は大森・横倉ゲレンデへ連絡しています。

ユートピア・ゲレンデ

蔵王ロープウェイ山頂線フニテルへの乗り継ぎ樹氷高原駅前、樹氷原コースの中間に位置し、適度な斜面と雪質の良さで人気のゲレンデで、例年オープンも早く5月連休まで滑走が可能です。上部は蔵王最高峰の熊野岳や地蔵山を背景にした樹氷原となり、晴れた日には遠く飯豊・朝日連峰、月山、鳥海山の山々が眺望でき、正にユートピアです。青い三角屋根のレストランとどまつがゲレンデのシンボルです。
ゲレンデ上部からは、連絡コースを通って菖蒲沼・パラダイスゲレンデ方面へ、また、黒姫・百万人ゲレンデ方面へ連絡しています。

大森ゲレンデ

蔵王温泉スキー場の最も手前に位置し、横倉山からのロングコースが主体です。4人乗り(大森クワトロ)リフトで横倉山山頂から峰下りの大森ジャイアントコースは変化に富んだ滑り応え十分なコースです。最大斜度32度の「大森のカベ」のコブは上級者も大満足です。ゲレンデフロント部は緩斜面でスキーレッスンやファミリースキーにも適しています。
リフト終点からは、黒姫ゲレンデ、樹氷原コース、横倉ゲレンデへ連絡しており、広大な蔵王のベースエリアとしての利用に適しています。

黒姫ゲレンデ

蔵王温泉スキー場の最も南側、蔵王ライン沿いに位置し、4人乗りリフト(第1クワトロ)は一気に樹氷地帯まで。最大斜度26度全長1,700mの黒姫スーパージャイアントコースは、緩急バラエティーに富んだロングコースです。コース幅も広くボーゲンクラスから楽しめ、スタミナと足に自信のある方は何本滑れるか(もちろんノンストップで)挑戦してみてください。
また、黒姫コネクションコースは、樹氷原コース(百万人ゲレンデ下部)から黒姫フロントエリアまでの連絡コースとなっています。

樹氷と凍った森

蔵王の晴れた日の、スキーのコンディションが最高のときには、山のロープウェイとスキーコースには地元の人たちや旅行者で溢れます。ベースセンタージュピアーから地蔵山頂駅まで、年齢や技術レベルの異なる多くのスキーヤーやボーダーがいたるところで見られます。しかし、太陽が上空に登り始めるころは、コースにはスキージャケットを纏いスキーズボンに身を固めたスキーヤーの姿はありません。訪問者は南斜面にたくさん見られる聳え立った威圧的な白い姿…蔵王のスノーモンスターを眺め静かなひと時を過ごすことができます。

スノーモンスター(またはアイスモンスター)は日本語で「樹氷」と呼ばれています。この言葉は「氷霜で覆われた樹木」を意味しますが、近よったり、その間を歩いたり、スキーをしたりしても、何の害もありません。美しい異世界の風景の中を力強く踏みしめているよう。樹氷はシベリアの砂漠の乾燥した風によって変形したアオモリトドマツの木。この風は日本海を横切って広がり、朝日山脈の頂上を吹き抜け、白鷹丘陵と山形盆地を通過して、氷点下でも凍らない過冷却の雨滴を放出します。これらの飛沫が山の雪と溶けあい、蔵王のスノーモンスターが生まれます。スノーモンスターの姿はそれほど長く続きません。

地球規模の気候変動のために、サイズと数が縮少していますが、それでも注目に値する光景。1月下旬から3月中旬までが樹氷が最も成長する時期。

斜面のさらに下に位置する霜に覆われた森(霧氷地帯)は、風に吹き飛ばされた氷で満たされた銀の木立。 この銀の霜は、凝縮した水蒸気が凍結空気にさらされ形成されます。草や葉の茎の上の露はゆっくりと凍結します。つまり、露は半透明の氷になり、銀細工のように光を屈折させます。森の中の樹木は氷晶に包まれ姿を変え、白光した大きな繭の花園のように、氷霜の森はスノーモンスターが最も印象的になるのと同じ頃に最も絵になります。 どちらもメインの樹氷原コースから簡単にアクセスでき、どのレベルのスキーヤーも行くことが可能です。 山にはいくつかのロープウェイが整備されているので、そこからの眺めは驚嘆にあたいします。凍った森とスノーモンスターは気象条件によって変わり、見物に最もいい時間帯は、朝の寒い時。

樹氷のライトアップ

夜、ライトアップされた樹氷をロープウエイや山頂駅展望台から見ることができます。闇の中に浮かびあがる色彩豊かな樹氷の幻想的なシーンは圧巻!

蔵王温泉の概要

蔵王温泉は、開湯は1900年前、日本武尊の東征の際、従軍した吉備多賀由により発見されました。江戸時代になると、蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、早くも総合リゾートとしての様相を呈しています。大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や、街灯、駐在所など様々な施設が設置され、観光地としての足がかりを築きはじめました。昭和に入るとスキー場もオープンし、それに伴い、ロープウェイ等設置、観光道路開通など、ますます観光地としての蔵王を確立しました。それらに並行し、古くからの旅館に加え、ホテル・ペンション・民宿等も相次いで開業。東北最大級の総合マウンテンリゾートとして発展しています。

蔵王温泉は強酸性の硫黄泉です。 硫黄泉には、体内のムコ多糖タンパクを活性化させる働きがあり、体内水分量を増加させ、肌と血管を若返らせるとされています。
また、血行促進効果に加え、硫黄泉には表皮の殺菌作用や皮膚を強くする作用があり、「美肌」も促進!
お肌・血管の若返りと殺菌・美肌効果は、まさに「美人づくりの湯」!!

蔵王温泉の温泉街には3つの共同浴場、3つの足湯、5つの日帰り温泉施設があり、宿泊のお客様だけでなく、どなたでも蔵王のお湯を楽しむことができます。
白濁したお湯や、全国でも珍しい足下から湧き出るお風呂など、それぞれに特色のあるお風呂を堪能する、贅沢な湯めぐりをお楽しみください。

上湯共同浴場

蔵王温泉は、開湯は1900年前、日本武尊の東征の際、従軍した吉備多賀由により発見されました。江戸時代になると、蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、早くも総合リゾートとしての様相を呈しています。大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や、街灯、駐在所など様々な施設が設置され、観光地としての足がかりを築きはじめました。昭和に入るとスキー場もオープンし、それに伴い、ロープウェイ等設置、観光道路開通など、ますます観光地としての蔵王を確立しました。それらに並行し、古くからの旅館に加え、ホテル・ペンション・民宿等も相次いで開業。東北最大級の総合マウンテンリゾートとして発展しています。

蔵王温泉は強酸性の硫黄泉です。 硫黄泉には、体内のムコ多糖タンパクを活性化させる働きがあり、体内水分量を増加させ、肌と血管を若返らせるとされています。
また、血行促進効果に加え、硫黄泉には表皮の殺菌作用や皮膚を強くする作用があり、「美肌」も促進!
お肌・血管の若返りと殺菌・美肌効果は、まさに「美人づくりの湯」!!

蔵王温泉の温泉街には3つの共同浴場、3つの足湯、5つの日帰り温泉施設があり、宿泊のお客様だけでなく、どなたでも蔵王のお湯を楽しむことができます。
白濁したお湯や、全国でも珍しい足下から湧き出るお風呂など、それぞれに特色のあるお風呂を堪能する、贅沢な湯めぐりをお楽しみください。

下湯共同浴場

江戸時代後期(1603〜1868年)から蔵王温泉は周辺地域の観光地となりました。万能薬と、その水を信じて、人々は彼らの病気を治癒するために蔵王を訪れました。彼らは町の大部分を占める旅館に泊まり、温泉に浸かりました。1860年代まで上湯浴場はあまりにも混雑したので、村は山の脇下に下湯浴場を建設しました。現在、下湯の建物の外には石碑や足湯があり、その中にはお風呂と同じ温水が流れています。宝石類の変色を防ぐために、手や足を温泉に入れる前に必ず宝石類を取り外してください。

川原湯共同浴場

川原湯は自由流動性の非常に珍しい温泉です。通常、温泉はどこか他の場所で湧き出た温水を配管で引いて満たします、この浴場は山の上の方から温水が流れ落ちて、自然に集まる場所の上に建てられています。湯だまりの側面と底部に開いた羽目板から、湧き出た温水が浴槽を自由に流れています。上湯浴場や下湯浴場のように、川原湯浴場の水温は変動します、最高50℃まで上がることがあります。入浴者はゆっくりと浴槽に入って熱さに慣れるまで時間をかけてください。ゆっくり浸かると、筋肉をリラックスすることができます。子供たちが温泉に入ることができる年齢に関する特定の規則はありませんが、4歳未満の子供たちの湯あたりには注意してください。

トレッキング・コース

蔵王は冬を通じて幻想的に美しい場所ですが、その美しさは山が雪に覆われている数カ月だけではありません。一部のロープウェイは一年中運転されており、山は夏と秋にはハイキングのために特に美しい姿を見せます。注目すべきコースには、オカマ火山湖(五色沼)、不動滝、蔵王国定公園などが含まれています。

スキーシーズン以外の公園への訪問者は以下の安全情報に注意してください:

暖かい季節に蔵王を訪れる際は、十分な水(1.5〜2.0リットル/人)を持って行き(天気予報が雨でなくても防水着携行)、適切な服装を着用し、予定のコースと目的地、予定の帰還時刻を宿泊施設のスタッフなどに知らせてください。ハイキングをする時は、歩道から外れないでください。自分で作成したルートで山に登らないでください。そして野生生物を尊重してください。狩猟、釣り、標本採取は不許可。同様に、あなたの存在の痕跡を山の上に残さないでください。キャンプは指定された場所でのみ許されています。

ハイキング中は、驚いた動物が威嚇する可能性が高いたので、野生生物にあなたの存在を知らせるために騒音を出すことが重要です。歩くときに音を立てるベアーベルはあなたのパックにくくり付けてください。またベアーベルは、良いお土産にもなります。クマに遭遇したら、自分自身を安全に保つ方法を確認してください。グループの時はできる限りの音を立ててください。1人の場合は走りださないでください。ゆっくりと後ずさりしながら戻ってください。クマま滅多に攻撃はしませんが、もしクロクマに攻撃された場合、あなたが持っている物、手にすることのできる物すべてを使って闘ってください。目と鼻をクマに向けて睨みつけることも大切です

蔵王三大神

山に住む人々を守るために、蔵王には、「地蔵尊」「大黒天」「大権現」の3つの神の大きな像が建てられています。 「地蔵尊」は、子供の保護者として日本で尊敬されている菩薩クシティガルバの日本名です。蔵王地蔵尊は1775年に建てられ、蔵王ロープウェイから簡単にアクセスできますが、冬の間は雪の中から像の頭だけをのぞかせています。

「大黒天」は、トリカブト駅の展望台の近くにあります。蔵王への訪問者の安全と観光経済の継続的な発展を願って1980年に建てられました。「大権現」は、2002年に中央高原駅の近くに建てられました。町を災害から守り、一年中平和を維持する神として祀られています。

童の里

童の里は、江戸時代(1603年‐1868年)の美術品や工芸品で飾られた5つの歴史的建造物で構成されています。博物館は、蔵王北東部にあり、300年に渡る旅館経営の高見屋ホテル・グループによって運営されています。童の里美術館に展示されているたくさんの美しい展示物は、江戸時代(1603年‐1868年)の地方大名の生活と富を鮮明に映し出しています。建物自体も歴史的な宝物であり、いくつかは他の地域からここに移築されました。そのうちの2棟は宮城県から、他の2棟は山形市から移築。

美術館の膨大な美術工芸のコレクションに加えて、博物館は様々な高位の訪問者によって使用された多くの展示物を所有しています。もともとは明治天皇訪問(1852-1912)のために建てられたこの複合施設内の家のひとつは、オリジナルの装飾と共に驚くほど大切に保存展示されています。童の里への訪問者は、博物館は午前9時から午後5時まで開いており、入場料は700円。

庄屋の蔵

本館と倉庫の北には、元々山形市にあった後藤又兵衛旅館の復元された米蔵があります。この2階建ての建物は現在、お姫様のおもちゃ、櫛、結婚式の着物など、精巧で美しい江戸時代(1603年‐1868年)の物品を展示するために使用されています。当時、京都で織られた着物は、現在の最高級の織り手でも、展示された着物に込まれた金細工を再現することができなかったといいます。2階にはさらに素晴らしい工芸品が展示されています。

階段の段差も独特。伝統的な2階建ての日本の建物では、食器棚が階段に組み込まれているのが一般的で、食器棚は横から取り出すのではなく、階段のフラットな部分を直接開くようになっています。2階には、着物の帯の小袋に取り付けるために使用された120以上の象牙の彫刻された根付が展示されています。また、旅館に滞在した有名な詩人が書いた詩や、江戸時代(1603年‐1867年)に使われた日本の伝統的な仕掛けの大名時計も展示。

屋根を支える主梁は、一本の日本赤松が使用されています。赤松は盆栽で見られるように曲がりくねる性質で有名で、この大きさのまっすぐな梁は注目に値します。この旅館を建てた者の富を暗示しているのでしょう。

行在所

この建物は完成するのに10年の歳月を要しましたが、使用されていた時間はわずか30分。明治天皇(1852-1912)にご休息いただくために1882年に建設が始まり、1892年に完成。明治天皇は1909年に御幸されました。宿舎は政府の建物ではなく、半沢家が、天皇が彼らの家にご滞在されるようにお誘いするために建てました。家全体が一本の木から造られたと言われています。100年以上の時が経っていますが、窓には当時のオリジナルのガラスが嵌められています。部屋は、絵が描かれた引き戸(ふすま)で仕切られており、床は地位のレベルによって異なる高さに仕上げられています。最も高い位置にある部屋は、天皇陛下のために予定されていました。極端に思えるかもしれませんが、半沢家の労力は無駄ではありませんでした。明治天皇がしばらくここで休息されたこともありました。

 

蔵王こけし人形

こけし人形は、北日本の土産物として有名であり、最初に作られたのは蔵王に近い遠刈田(とがった)温泉だと考えられています。そうして明治時代(1867年‐1912年)に蔵王や日本の北東部の他の温泉街に広まっていきました。人形は伝統的に子供のおもちゃであり、温泉への訪問客がお土産として購入し始めました。手作りの木で作られたこけしは、色々な大きさがありますが、一般的には単一の独特の形で、主要な胴体部分と球形の頭部から成っています。こけしは20世紀に入って収集家の間で人気になり、こけしメーカーは彼らの作品にサインを入れ始めました。

単純な形にもかかわらず、こけしの制作は容易ではなく、木材が伐採された後、制作する前に1〜5年の間、乾燥のために放置しなければなりません。その後、それは旋盤で切り分けられ、形に応じて、人形は1本か2本の木が使われます。こけしの絵付け装飾は制作場所を反映しています。残念ながら、蔵王には少数のこけし職人しか住んでいないので、いずれこの伝統はなくなってしまうかもしれません。

宿泊施設

蔵王温泉には、規模、スタイルさまざまな宿泊施設があります。例えば、和の雰囲気の中、温泉にゆっくり浸かってリラックスした時間を過ごしたいなら温泉旅館が最適。ウインタースポーツを楽しみたい人には、ゲレンデ内にある宿泊施設がおススメ。

山形の日本酒とワイン

米どころでありブドウの産地でもある山形は、清らかな水と空気にも恵まれ、日本酒やワインの産地としても有名。

玉こんにゃく

山形独特の丸いこんにゃくをじっくり醤油で煮込んで串刺しにした玉こんやく。醤油の香りと歯ごたえがたまらない、温泉街の店頭で食べられる山形のソウルフード。

ジンギスカン

蔵王高原の看板メニューともいえるジンギスカン。県内産のサーフォーク種のラム肉を使用したジンギスカンを、各店自慢の個性豊かな特製ダレで楽しむことができます。

山形そば

手打ちならではのコシと風味が特長の山形そばは、そば通の間では非常に評価が高い。蔵王温泉街にも毎朝手打ちをして提供している蕎麦店もあります。

山形酒のミュージアム

世界のコンテストで高い評価を得ている山形県内49の蔵元の日本酒を楽しむ「山形酒のミュージアム」と、江戸モダンをモチーフにした店内とリーズナブルな山形の郷土の味を堪能できる「湯けむり屋台つまみ(Yukemuri-yatai Tsumami)」は注目のスポット。

https://www.zao-sake.com

蔵王温泉観光協会

999-2301山形県山形市蔵王温泉708-1

TEL:023-694-9328

http://www.zao-spa.or.jp